尾瀬散策三日目です
<3日目・渋沢温泉小屋→三条ノ滝→見晴(尾瀬小屋)→燧ケ岳→尾瀬小屋>
20人近いグループから私たち3人だけ別行動することにして、
みんなより早く朝ご飯を6時に出してもらって、お弁当も作ってもらい渋沢温泉小屋を7時出発。
昨日下りてきた道を登り、途中の分岐を
三条ノ滝の展望台のある方へ進みます。
三条ノ滝の展望台の分岐のところにザックを置いて、急な階段とかを下りたりして、
展望台に到着です。
三条の滝の名前の由来は、水が枯れてくると3筋に分かれることからきているそうです。
この時期は水量が多く迫力あふれる一本でした。
滝を見た後は登山道を尾瀬ヶ原へ向かいます。
平坦なところまで出ると、昨日とは打って変わって天候が回復し、
至仏山や燧ケ岳も遠いながら姿を眺めることができました。
花も咲き方が太陽に呼応してより元気に開いています。
見晴らしまで到着して、今日宿泊予定の
尾瀬小屋さんに余分な荷物を預けて、
見晴新道経由で燧ケ岳登頂に出発しました。
ところが、登山道に入って10分も行かないうちに雪道となり、
しかも解けかけの悪雪で木とかに近い部分は下が空洞になっていて、
踏みぬいてしまいそうで、安全そうなところを通ろうとすると、
倒木を「くぐったり、またいだり、木の枝に擦れたりと
障害物競争さながらの状態で、前進するスピードがコースタイムの2倍くらい
かかってしまっている感じで予定時間を大幅に超えそうでした。
また、さっきまで晴れていた上空にガスが出てきて、山頂に行っても
眺望を望めないこともあり、やむなく断念して下山し
尾瀬小屋に戻りました。
時間も13時近くになっていたので、小屋の前のベンチで乾杯してお弁当を頂きました。
そんなわけで午後はゆっくりできました。
他の方たちも4時過ぎには到着したので、その辺りから小屋の夕食をはさんで、
ロングランの宴会となりました。
<4日目・尾瀬小屋→沼尻→長蔵小屋→三平下→三平峠→一ノ瀬→大清水>
尾瀬小屋の前からは天気が良ければ至仏山が真正面に見えるのですが、
見えそうで雲がかかって見えないのが残念でした。
でも歩き始めると天気は良くなってきて、今回の期間で一番の好天になりました。
沼尻に着くころには青空がきれいになってきました。
チシマザクラも陽に映えてきれいです。
尾瀬沼周辺は尾瀬ヶ原に比べて200mほど標高が高いせいか、
水芭蕉も小ぶりのものが多く、花の開き具合もほどの良いものが多くありました。
90年の歴史を持つ長蔵小屋のところでも休憩をしました。
昨日登れなかった燧ケ岳が今日は山頂まできれいに見えています。
ちょっと悔しいですが、天候には逆らえません。
この後は三平下で尾瀬沼と別れて、今回の最後の峠越えとなります。
三平峠ので少し休憩して、山を下りて一ノ瀬の売店で昼食をとり、
大清水へ下りました。
初めての尾瀬でしたが、天候も雨に降られるわけでもなく大過なく楽しむことができてよかったです。